人形町ミント歯科

睡眠時無呼吸症候群と歯科

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸停止が起こる病気です。
この病気が進行すると、睡眠の質が低下し、日中の眠気や疲れが感じられるようになります。
睡眠時無呼吸症候群の原因の一つに、口腔内の構造的な問題が考えられます。
そのため歯科においても睡眠時無呼吸症候群の治療に取り組むことができます。
ここでは、歯科でできる睡眠時無呼吸症候群の治療について紹介します。




1. カスタムメイドのマウスピースを作成する
歯科では、カスタムメイドのマウスピースを作成することができます。
このマウスピースは、上下の歯と合わせて睡眠中に装着するもので、口の中の空間を広げることで呼吸を容易にするものです。
そのため、睡眠時無呼吸症候群の治療に非常に効果的であるとされています。
保険診療でも睡眠時無呼吸症候群のマウスピースを作成することができます。
（医科との連携が必要になります）


2. 歯の移動による治療法
歯科では、歯の移動によって空間を広げる治療法もあります。
例えば、歯列矯正を行うことで、上下の歯の位置を変え、空間を広げることができます。
もちろん必ずよくなるという方法ではありません。


3. 歯周病の治療
睡眠時無呼吸症候群の原因の一つに歯周病がある場合、歯周病の治療が必要です。
歯周病は、歯と歯茎の間にできる溝が原因で、炎症や歯周ポケットができて、口腔内の空間を狭めます。
そのため、歯周病を治すことで空間を広げることができ、睡眠時無呼吸症候群の改善につながるとされています。


以上、歯科でできる睡眠時無呼吸症候群の治療法を紹介しました。
いずれの治療法も、専門的な知識が必要となるため、歯科医師への相談が必要です。
しかし、睡眠時無呼吸症候群の改善には、歯科医師の治療に加えて、健康的な生活習慣の改善や体重管理などが必要です。
そのため、総合的な治療が求められます。
睡眠時無呼吸症候群は、軽視してはいけない病気です。
早い段階で治療に取り組むことが重要です。