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歯がしみることは誰しもが体験していることと思います。
そんなに痛くないときは気にしないでそのまま過ごしてしまい、忘れてしまうということはよくあることです。
夏になり冷たいものをよく口にすることが増えてきたので歯がしみる人が増えるのも特徴です。
歯がしみるときに考えるのは
「あれ?むし歯かな?」
と思うのですが、気のせいだろうと我慢することもあると思います。
でも、その症状がむし歯でないとしたら早めであれば治るかもしれません。
今CMでも多く流れている「知覚過敏」をご存じでしょうか?
その名の通りで知覚(感覚)が過敏なことですが、なぜ知覚過敏が起きるのでしょうか?
|知覚過敏が起きる理由
①むし歯
当然むし歯で歯が解け始めていたり、穴が開いたりすると知覚過敏が起きて歯がしみてきます。
②歯周病
歯周病で歯ぐきが下がってしまうと、歯の表面がむき出しになってしまうので知覚過敏が起きてきます。
③歯ブラシのしすぎ?
最近歯ブラシ業界も健康志向になってきたため、以前より見かけることは少なくなりましたが、歯ブラシが硬すぎて磨くと歯を削ってしまっている場合があります。
また磨く時に、力のかけすぎも注意が必要です。
④食いしばり・歯ぎしり
上記の症状があると、歯を支えている歯周組織がダメージを受けて一時的・または持続的に知覚過敏が起こります。
いずれにしても軽い症状であれば、治る確率は高くなります。
歯がしみてきたら、すぐにご相談ください。
虫歯になったときに痛みが出ると歯医者さんを探します。
そもそも、虫歯を放置するとどうなるでしょうか?
虫歯が大きくなると歯の中にある神経がダメージを受けていきます。
「しみる」「痛い」という症状が出てくると気づくのですが、気づかない人もいます。
そのまま慢性的な刺激を受けていると神経が死んでしまいます。
ここで症状が出ずに、歯の神経が死んでしまうと歯や骨の中で炎症を起こします。
骨に炎症が起こると骨は溶けていき、そこに膿が溜まっていきます。
膿がたまると噛んだときやたたいたときに痛かったり、違和感が出たりします。
ここまで来ると治療が長引いたり、治療成績が悪くなることもあります。
よく「詰め物が取れたまま痛くないので放置しているとどうなるのですか?」
という質問を受けたりしますが、詰め物が取れた状態だと神経に刺激が伝わることとなります。
慢性的な刺激が常に加わることとなりますので自然と神経が死んでしまっているということもあります。
神経は一度やられてしまったり取ってしまうと元には戻せなくなります。
しかし、すべての虫歯を治さなければいけないというわけでもありません。
削る量や範囲によっては経過をみていくこともあります。
まずは自分の歯の状態がどうなっているのかを検査する必要があります。
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「歯のホワイトニング」
歯を白くしたいと思うのは誰でもある願望の一つです。
歯が黄ばんでくる原因としては、タバコ・ワイン・カレーなどの食生活や生活習慣の他に年齢による着色などがあります。
歯を白くしたいと思うとまず、薬局で歯を白くする歯磨き粉を探したり、ネットで噂になってる商品を使ったりするかと思います。
歯を白くするには
①着色を落として本来の色に戻す方法
②自分の歯自体を白く変えていく方法
とあります。
大抵の商品は歯の色を変えるわけではなく、黄ばみやくすみをとったりするもので、本来の歯の色を変えて白くしていくものではありません。
「歯のホワイトニング」
という言葉が独り歩きしてしまっている時代なので、どれがどれだか分からなくなっている方が多いのが現状です。
歯の本来の色をホワイトニングで白くしていくには薬剤を使用する必要があります。
写真にあるように器具をつけて光を当てていきます。
エステに行くようにホワイトニングできるので歯医者さんが怖いという人も大丈夫です。
1回の施術で、自分の歯をある程度白くすることができるので、患者さまも非常に喜ばれます。
また、被せ物の色が合わないから変えたいなどのご相談が当院では多く、ご自身の色調に合わせたセラミック治療も行っております。
結婚式を予定しているから歯を白くしたい、年齢で歯が黄ばんできたから歯を白くしたい、など色々なお悩みがあると思いますのでお気軽にご相談ください。
数本だけ白くしたい方、時間がある方やもっと白くしたい方は、ホームホワイトニングという家で行うホワイトニングもあります。
まずはご自身の歯に合うかどうかなどの検査が必ず必要になります。
顎関節症と歯ぎしりは関連性が非常に強く、中でも『かくれ顎関節症』の方がとても多いです。
TCH(Tooth Contacting Hobby)というのはあまり知られていませんが、歯列接触癖というものです。
これは必要以上に上下の歯を接触させる習癖のことです。
鏡で歯ぎしりなどTCHを確認する方法を5つ紹介します。
①舌の辺縁にギザギザの痕がついている。
②舌で下顎の歯ぐきを触るとごつごつしている、膨らみがある。
③ほっぺの内側に白い線がある。
④歯が平らになっている所がある。
⑤歯に穴が開いている。
それでは見ていきましょう。
①舌の辺縁にギザギザの痕がついている。
TCHが長時間持続する人は舌の筋肉がいつも緊張していて歯列に押しあてられるため歯の痕がついてしまいます。
口内炎や唇をよく噛んでしまうことにもつながります。
②舌で下顎の歯ぐきを触るとごつごつしている、膨らみがある。
骨隆起といわれる。常に持続した力が加わる部分では顎の骨が発達することがあります。
硬い食べ物などを食べた時に傷つけやすいので、それで気付く人もいます。
③ほっぺの内側に白い線がある。
筋肉が緊張しているため歯の痕がついてしまいます。
頬をよく噛みやすくなります。
④歯が平らになっている所がある。
歯に力が加わることで必要以上に歯が欠けていきます。
本来はでこぼこな膨らみ(山)がある歯がどんどん平らになっていくのである程度進んでから気づく人もいます。
⑤歯に穴が開いている。
④がひどくなるとエナメル質(歯の表面を覆う白い部分)が剥がれてしまい、エナメル質の内側にある象牙質といわれる部分が出てきます。
ここの部分は刺激を神経に通してしまうため、知覚過敏やむし歯の原因ともなります。
この5つを見るだけでも、口内炎・虫歯・知覚過敏を引き起こしたり、悪化させる原因となります。
「自分は絶対にしていない」
という概念は捨てて一度、鏡でセルフチェックをしてみてはいかがでしょうか?
顎関節症や歯ぎしりによる相談は当院でも受け付けていますので一度ご相談ください。
歯ぎしりの治療はこちらから